同時に、
自分の両親の事も思い出していた。
私が子供を連れて
実家に家出したことがあった。
あの時、両親に初めて
元夫の暴力の事を相談した。
事態を重く見た両親は、
元夫を交え、話をしてくれた。
「りりにも、悪い所があると思う。
夫婦が喧嘩をするのには、
どっちかだけが悪い。
という事は、ないと思っている。
娘が至らなくて、ごめんなさい。
(こんな事を言わせてごめんなさい)
○○君も、仕事で疲れていたり、
大変よね。
家族の為に頑張ってくれているんだと思う。
でもね、暴力はいけないよ。
それとこれとは別。
そこは、自分でしかコントロールできない。
女の人が、男の人の暴力を
目の当たりにするって、
とても怖い事だよ。
喧嘩の延長線上に暴力があると、
言いたい事も言えなくなる。
それは、健全な夫婦関係とは言えないよ。」
元夫は、
「はい、すみません。悪いと思っています。
反省しています。」
「よくわかります。もうしません。」
と言っていた。
この時は伝わったと思っていた。
私も、私の両親も。
(本当に元夫は外面がいい)
そしてその後も、
度々手が出ている事を話すと
我慢しなくていい。
もし離婚となっても反対しないよ。
と言ってくれていた。
いよいよ本当に離婚する。
伝えなくてはいけない日も近い。
考えると、胸が苦しくなった。