待てど暮らせど
その後元夫からは何も発信がなかった。
私は、子供の環境の事を考えて
この日までに決着をつける。
というおおよその日にちを設定していた。
発信がない事に、内心もの凄く苛立っていた。
痺れを切らし
元夫の仕事中にLINEした。
「考え、まとまった?」
「ある程度は。」
ならば今夜話しましょうと提案し
2回目の話し合いがスタートした。
A4の紙を、一枚ペラっと渡された。
そこには項目ごとに、元夫の希望が
ずらっと並べられていた。
予想通り
自分に都合の良い事ばかり書かれていた。
到底、納得できるものではなかった。
これは長期戦になるな、と覚悟した。
「わかりやすくまとめてくれたんだね。
ありがとう。
今パッと読んだだけじゃすぐに整理できないから、とりあえず一旦考えさせてもらってもいいかな?」
「いいよ。だけど、俺の意見はこれだから。」
「、、、うん、わかった。」
(わかるわけがない)
また次回に持ち越された。
この日、
私が1番大きく引っかかった項目はこれだ。
◾️慰謝料
できれば払いたくない。払うつもりはない。
私はまだ一度も請求してないよ。
払わなきゃいけない事をした。
という自覚があるんだね。
そうだろうね、私も心当たりあるよ。
大丈夫。
私は慰謝料という名目で
請求するつもりはないよ。
慰謝料なんて請求したら
あなたがどうなるかわかっている。
大いに揉めて
裁判にまで発展するだろう。
私はね、もうこれ以上
私の時間をあなたに奪われたくないの。
だから、
あなたの知っている財産分与から
既に除外してあるよ。
あなたに気づかれないように
少しずつ少しずつ
移したよ。
あなたとは、
悩んできた時間と覚悟が違うのよ。
(※このやり方は推奨しません)