作戦決行の日がやってきた。
お金の項目に入る前に、
できるだけ夫の機嫌をとっておこう。
まずは女優作戦だ。
「親権、譲ってくれてありがとう」
(苦虫を噛み潰した顔だったに違いない。笑)
「うん」
「面会、月1回なら〇〇も喜ぶと思う。
もし〇〇が他の日も会いたい!
って言ったら、連絡してもいいかな?」
(苦虫パート2)
「うん、別にいいけど。」
「ありがとう」
(苦虫パート3)
「あとは、養育費と財産分与だよね、、、
養育費、私も算定表確認したんだけど、
ここだよね?」
(用意した算定表を見せた)
「そう、だから○万」
「そうだよね。
ただ、ここって2万の幅があるよね。
ここは間を取って、真ん中の額でどうかな?
話し合いの時間もあまり取りたくないだろうし、
ここは平等に○万でどうかな?」
「。。。。。。」
「どうしたの?」
「おかしくない?
この間は、わかったっつってたじゃん。」
「え?なんのこと??」
「だから、俺が作った紙見た時、
わかったっつってたじゃん!」
「あぁ!あの時わかった。って言ったのは、
あなたの意見はわかった。って意味だよ。
この内容で了解したって意味で言ってないよ??」
「はぁ?!何言ってんの?
今更意見変えるの、卑怯だろ!!」
「え?!だからそうじゃないよ??」
元夫が、どんどん感情的になっていくのがわかった。
そう、これが元夫の特性だ。
自分の意見が通らないとわかると、
途端に怒りの感情がどんどん昂る。
録音しておいて良かった。
と思ったと同時に
私の作戦は失敗に終わった。