何を言っても
落ち着きを取り戻すことはなく
興奮している様子の夫。
「そもそも俺が払うのに、
何でりりに決める権利があるんだよ。」
「私に決める権利はないよ。
話し合って一緒に決めよ?
あくまでこれは提案だよ。」
「だからそれがおかしいだろ。
結局1万多く払えって事だろ?」
「そうはいってないよ。
平等にしない?っていう提案だよ。
一度考えてみてもらえない?」
「この間はわかったって言ってたのに
なんなんだよ」
「だから、そのわかったじゃないよ」
「意見変えるの卑怯だろ!」
「、、、、、」
私は作戦失敗したことにより
気が動転しながらも
必死に頭を回転させていた。
財産分与を先に伝えた方が良かったのか?
などと半分冷静に分析していた。笑
言った言わないの不毛なやり取り。
録音したものを聞かせたい
位の気持ちになったけど、
それでは作戦がバレてしまう。
余計ヒートアップするに違いない。
女優作戦に切り替えた。
「言いたい事はわかったよ。
勘違いさせてしまった私の言い方も
悪かったかもしれない。
(苦虫100回分)
言った言わないを話していても
何も決まらないから、
とりあえず一旦、お互い冷静になろう?
親権と面会のことは決まったし
今日はこれで終わりにしない?」
「、、、、、だな。」
この時私は震えていた。
実は毎回、離婚の話し合いをする度に
私の手足は震えていた。
この時の私の精神状態は
もう極限状態に近かった。