【離婚の定義】鉄槌を下す

いよいよここからだ。

鉄槌を下しましょう。

 

 

初めて目の前で、

壁に穴を開けられたあの日から、

話し合いの度に

全ての会話を録音してきた。

 

そして、全ての暴力の証拠を

写真に収めてきた。

 

投げた家財

 

凹んだ床

 

穴の開いた扉、壁

 

そして、

私の身体にできたアザの写真。

 

直接的な暴力は1回だった。

 

その1回は忘れもしない。

 

腕を強く握られ倒された後、

起き上がった私を

元夫は思い切り蹴った。

 

蹴られて再び倒れ込み

すぐさま背を向け逃げようとした私を

 

元夫は背後から

思い切り蹴り飛ばしたのだ。

 

その日はあまりの悔しさと

怒りで全く痛みを感じなかった。

 

何も知らない子供の寝顔を見ながら

離婚の2文字が頭をよぎり

声を押し殺し

ひたすらに泣いた事だけは

覚えている。

 

翌朝、起き上がる時に、

初めて全身の痛みに気が付いた。

 

改めて確めると、

強く握られた時に出来た

腕のあざ。

 

打ち付けた膝や足のあざ。

 

1番酷かったのが、腰の打撲だった。

 

触るとボコっと腫れていた。

 

この時も元夫は、

怒らせた私が悪い。と、

自ら謝ってくる事はなかった。

 

もちろん当時

私にこんなアザができていた事すら

知る由もない。

 

万が一の時の為にとっておいた

それら全ての証拠データを

LINEで立て続けに送りつけた。

 

「録音データには

あなたが私に暴力を振るったと

認めている会話も

録音されています。

 

あなたはずっと

怒らせる私のせいだと

言い続けてきたけど、

 

これは立派なDVです。

 

これらは、

裁判所に提出する事になるでしょう。

当然、これまで触れてこなかった

慰謝料についても請求します。

では、調停で。」

 

これらを送るのは、

週末と決めていた。

 

必要最低限の荷物と、

証拠の元データ、

私のパソコン、通帳関係、

 

重要書類等を全て持ち出し、

金曜日の夜、

元夫が帰ってくる前に

家を出た。

 

家で暴れ散らかす事を危惧し、

私と子供は、

実家に泊まらせてもらう事に

なっていた。

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