きっと荒れ狂っているに違いない。
でも構わない。
私はもう、
あんな穴だらけの家
出て行くのだから。
ただ正直なところ、
日曜日中に返事がなかったら
どうしよう。
と内心焦っていた。
月曜日から
子供にはまた穏やかに
いつもと変わらない日常を
送らせてあげたい。
最悪、元夫から連絡がなければ
今帰るのは危険かもしれない。
もう何泊かお願いするには
両親にも、
今の現状を話さなければいけなくなる。
とりあえず、
返事を待つしかなかった。
翌土曜日、返事なし。
日曜日の昼過ぎ、LINEがきた。
「DVと言われたら
そうなのかもしれないけど
りりの言い方にも問題あるよね?
俺も精神的DVをされてきたから
思わずカッとなるんだよ。」
(わーお。すんごーい。ここまでくると尊敬しちゃう。)
「私は精神的DVなんてしていないと
ハッキリ言えます。
蹴られる前の会話も
録音データに入っています。
人に聞かれて恥ずかしい事は
1つもないし、それがその証拠です。
私が精神的DVをしたと
本当に思うなら、裁判で訴えたら
いいと思います。
こんなLINEのやり取りは不毛です。
もう返信しません。」
この後も元夫からは、
あーでもない、こーでもない。
りりのせいだ。と、
駄々をこねた子供の様に、
同じ様なLINEが来た。
私は一貫して無視をした。
段々日も暮れてきて
調停に進もうと諦めたその時、
またLINEがきた。
「養育費の期限は、
学業を終えるまで。
という事で。これでいいんだろ?」
お!やっと観念したのか?
と思いきや、
もう1通LINEがきた。
「その代わり金額については
譲らない。
俺の年収は、去年がたまたま良かった
だけで、この先ずっと同じかはわからない。
りりも今より働いて、
年収が上がる事は予想できるから、
毎年、お互いの年収を見せ合わない?」
は、はい?
見せ合う、とは???